2017-01-05から1日間の記事一覧

LAP解説(3.基礎となる理論)

(1) オートポイエーシス オートポイエーシスは、「生物の認識は自身の構造に基づく」という考え方です。1970年代初頭に、チリの生物学者であるウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・ヴァレーラにより提唱された生命システムを対象としたシステム論です。…

LAP解説(2.LAPとは)

まず初めに、プロセスについて定義します。通常、仕事にはいつまでに何を仕上げるというような目標があります。その目標が達成できれば仕事は成功で、できなければ失敗です。プロセスとは、そういう「成果」だけでなく、その成果に到達するまでの「過程」を…

LAP解説(1.はじめに)

これから、LAP(Language/Action Perspective)という新しいシステム設計論を解説していこうと思います。LAPは、人や組織が協調して仕事を行なう際の相互作用のメカニズムを考えるもので、コミュニケーションの動的かつ静的なネットワークモデルを提供します…